トピックス詳細

2022/03/07

*この文章は、弊社最高経営責任者のEugene Kasperskyによる「Kaspersky’s operations amid the current geopolitical situation」の翻訳です。訳出には細心の注意を払っていますが、正式な表現については、英語原文をご覧ください。
 
現在の地政学的な状況下におけるカスペルスキーのオペレーションについて
2022年2月28日
お客様各位

私たちは、ウクライナとその周辺で次々に起きている出来事を注意深く見守っています。
現在の困難で不透明な状況下において、弊社の重要な優先事項はお客様やパートナー様に対するすべての義務を
履行することに変わりはありません。

カスペルスキーの事業運営は従来と変わらず安定しており、弊社の技術および業務プロセスは強固で弾力性があります。
私たちの仕事は、どの国のお客様もサイバー脅威から守ることであり、今回の地政学的な状況下でも例外ではありません。
私は、製品やアップデートの中断のないデリバリー、金融取引の継続など、弊社が義務の履行を保証していることを明言します。

2017年からは、より透明性を高め、弊社のソリューションの安全性と信頼性を再確認するための大規模な取り組みを導入しています。
これらには、欧州、米国、カナダ、およびアジア太平洋地域の数カ国のユーザー向けに、データ処理のインフラストラクチャをスイスに移転したことが含まれます。
脅威に関するデータを処理するチューリッヒのデータセンターは、業界標準に完全に準拠したワールドクラスの設備を提供しています。
また、Kaspersky Security Networkのサーバーを含む分散型インフラストラクチャは、世界各国に配置され、より高い運用スピードと耐障害性を確保しています。
カスペルスキーのデータサービスおよびエンジニアリング業務の安全性と完全性は、独立した第三者機関の評価によって確認されています。
4大会計事務所の1社によるSOC 2監査の実施、ISO 27001認証はTÜV AUSTRIAにより再認証を受けたばかりです。これらの第三者による保証文書はすべて、ご要望に応じて提供することができます。

グローバルマネジメントチームは状況を注意深くモニタリングし、非常に迅速に対応できるよう準備ができています。
特に、紛争地域で報告されている新たなサイバー攻撃の流れに関しては、弊社製品をアップデートし、破壊的なマルウェアを防御する独自の技術を搭載しています。弊社のお客様は保護されており、お客様の中にこれらの攻撃の被害者は確認されていません。
今、私たち全員にとって、非常に困難な時期であることは確かです。
私たちはお客様が安全であり続けることを願っています。そして、サイバー脅威に関しては、私たちはお客様のサイバーセキュリティを保証します。

敬具

ユージン・カスペルスキー
最高経営責任者